ABOUT PRODUCTION BASE 生産拠点について
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ディメンション材製造を行う新四倉工場と集成材製造を行う湯本工場をご紹介します。
四倉工場(2026年3月操業開始予定) ディメンション材 製造工程 PROCESS
01.原木入荷
原木市場、中間土場、山土場から原木を運搬し、工場敷地内の土場で保管します。
02.ディバーク
リングバーカーで丸太の樹皮をむきます。むいた樹皮はバイオマスボイラーの燃料になります。
03.選木
皮むきされた丸太を、径級、長さごとに仕分けします。
04.製材
帯鋸で丸太を切削し、ひき板を木取りします。
05.バイオマスボイラー
切削過程で生じる端材やおが粉を燃料に蒸気を発生させます。
06.乾燥
中温乾燥機(最高85℃)で含水率を15%程度まで下げます。
07.荒削り
欠点チェックの精度を高めるため、ひき板の細かい形の修正を行うために予備切削を行います。
08.強度測定・欠点チェック
ひき板に加える荷重とたわみの関係から強度を判定したり、スキャナーで大きな節や傷がないか判定します。
09.フィンガージョイント
欠点を除去し、フィンガージョイント(指と指が組み合わさったような接着継手)でたて継ぎを行います。
10.仕上げ
四面プレーナーでカンナ掛けし、表面を平滑にします。
11.最終検査
製品1本1本を目視で検品します。
12.梱包・出荷
ラッピングで梱包し、出荷を行います。
ディメンション材の生産拠点 四倉工場について (2026年3月操業予定)
四倉工場にて製造したディメンション材は、パネルを形成するコンポーネント工場や、木造建築の施工現場に出荷されます。
ディメンション材はフレーム上に骨組みすることで、最終的にはツーバイフォー工法住宅の構造部材になります。
特長(2026年3月操業後の予定)
- 最新鋭の整備を導入することで製造工程は機械でオートメーション化され、効率的な生産が可能です。
- 福島県の県産材をメインの原材料にしています。
- 東日本最大級の生産能力を誇るディメンション材の生産拠点となります。
湯本工場 集成材 製造工程 PROCESS
01.入荷
欧州産(スウェーデン、フィンランド)のラミナをコンテナで入荷します。

02.資材倉庫
ラミナをテント倉庫内に保管します。

03.強度選別
ラミナに加える荷重とたわみの関係から強度を判定し、強度別に仕分けします。

04.ラミナ切削
大きな節やキズ等の欠点を除去し、所定の長さのラミナに切削します。

05.糊つけ
フィンガージョイント(指と指が組み合わさったような接着継手)でたて継ぎを行います。

06.プレス
ラミナの表面を糊つけし、厚さ方向に積層、圧締します。

07.四面カンナ掛け
四面プレーナーでカンナ掛けし、表面を平滑にします。

08.最終検査
JAS規格に基づき2名で目視検査を行います。

09.梱包・出荷
ラッピングで梱包し、出荷を行います。

集成材の生産拠点 湯本工場について
湯本工場にて製造した集成材は、プレカット工場に出荷され、木造建築の現場で効率的で合理的な施工ができるように加工されます。
最終的には戸建て住宅はもちろん、高齢者施設、保育園、店舗や倉庫などの住宅ではない施設の構造部材にも利用されます。
特長(2024年4月現在)
現在生産キャパシティの増強のため、設備の増強と人材の強化を図っています。
すでにプレス機を6台に増やし製品倉庫の保管量も拡張しています。今後は最新鋭設備への入れ替えも行っていく計画です。
また、工場内の環境美化、整理整頓にもこだわり、5Sの徹底も図っています。
人材育成面では「木を見る目」を養うことを重視しています。「木を見る目」とは、一つとして同じ状態ではない木の素性を見極め、製品のグレードを判別できるような技量を磨くことです。そうすることにより社員個々の能力が向上し、結果としてより高品質な生産管理を実現することができます。